控除・年末調整・確定申告
医療費通知と領収書を併用するとき|二重集計を防ぐ方法
医療費通知と領収書を併用する場合は、同じ診療費を二回集計しないようにします。通知に載らない費用だけを追加するには、対象期間の確認が必要です。
この教材の論点:医療費控除
2026年分の制度を扱います。施行時期や対象条件を本文と公式資料でご確認ください。
医療費通知の金額を入力した後で、同じ診療の領収書が出てきた。患者名、医療機関、診療月を比べ、通知に入っている支払いをもう一度加えないよう対応を付けます。
通知へ反映される時期や対象の範囲は、支払った費用すべてと一致するとは限りません。患者、医療機関、診療月、自己負担額を照合し、年末分や自由診療等の漏れを確かめます。
場面ごとに確かめること
同じ診療を通知3,000円+領収書3,000円=6,000円と二重に集計しません。医療費控除の金額を算定した例ではありません。
図は横にスクロールできます。
数値・人物・事業者は説明用の架空の例です。実際の様式や欄名は発行元・対象年によって異なります。
| 資料 | 作業 | 防ぐ誤り |
|---|---|---|
| 医療費通知 | すでに集計した分に印を付ける | 領収書との二重入力 |
| 領収書 | 通知にない支払いを抽出 | 通知にない費用の漏れ |
| 交通費メモ | 通院日と対応させる | 対象外交通費の混入 |
具体例から手順をたどる
医療費通知に4月の診療費3,000円が載り、同じ日の領収書も手元にある例です。通知分を入力した上で領収書3,000円を追加すると、同じ支出を二重に集計してしまいます。患者・医療機関・診療月等で対応を付け、通知に含まれない分だけを別に足します。
判断が変わる条件
通知の診療月と実際の支払年が一致しない場合や、通知へ載らない医療費もあります。対象年中に実際に負担した医療費を確認し、通知に書かれた額を無条件で全額使うことは避けます。補填金や後日返金がある場合も、対応する治療費と結び付けます。
資料をそろえて確認する
- 通知の対象期間と患者名を確認する
- 通知にない年末分などを別表へ整理する
- 領収書等の保存条件も確かめる
覚えておきたいこと
通知と領収書を別々に合計して足すのではなく、同じ治療の支払いを一度だけ数えます。
根拠とした公式資料
- No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除) ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
- No.1122 医療費控除の対象となる医療費 ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
- No.1119 医療費控除に関する手続について ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
- No.1120 医療費控除(医療費通知・未確定の補てん金Q&A) ↗国税庁 · 確認日 2026-10-28
税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。