消費税・インボイス
インボイスの税率・金額が間違っていたら|売手へ確認する内容
受け取ったインボイスの誤りに気づいたら、対象の取引と誤った項目を特定し、売手へ訂正等を確認します。買手が根拠なく書き換えて終わりにはしません。
この教材の論点:インボイスの記載・登録・保存
受け取った請求書で、品物に対応する税率や税額が違うことに気づいた。対象の取引番号と誤った欄を控え、発行した売手へ訂正を依頼する内容をまとめます。
取引日、対価、税率別の区分、消費税額等、登録番号などを照合します。訂正前と訂正後の書類の関係が追えるよう、取引を識別する情報も残します。
場面ごとに確かめること
①〜⑥は通常の適格請求書で読む項目です。登録番号は架空の無効な番号です。検索・取引・申請には使えません。
図は横にスクロールできます。
数値・人物・事業者は説明用の架空の例です。実際の様式や欄名は発行元・対象年によって異なります。
| 確認事項 | 取引先へ伝える内容 | 保管するもの |
|---|---|---|
| 取引の特定 | 日付・番号・品目 | 元の請求書 |
| 誤りの箇所 | 税率・税額・金額等 | 確認のやり取り |
| 訂正結果 | 正しい内容と差額 | 訂正版と支払記録 |
具体例から手順をたどる
取引先から届いた請求書で、品目に対応する税率や税額の誤りが見つかった例です。どの取引のどの欄が違うかを整理し、発行した売手へ訂正を依頼します。受け取った側が原本の数字を書き換えるだけで、正しいインボイスを保存したことになるとは限りません。
判断が変わる条件
売手の訂正版と元の請求書の関係が分かるように保管し、支払済みなら追加支払や返金が必要かも確認します。登録番号の有効性と、請求書の記載が正しいことは別の確認です。登録済みの相手でも金額等の誤りは起こり得ます。
資料をそろえて確認する
- 税率や対象取引の区分を確認する
- 訂正を依頼した箇所を記録する
- 経費・買掛金・仕入税額の計算への影響を確認する
覚えておきたいこと
インボイスの訂正と支払いの修正を両方確認します。書類だけ直して帳簿が旧いままにならないようにします。
根拠とした公式資料
- No.6496 仕入税額控除をするための帳簿及び請求書等の保存 ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
- No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度) ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
- No.6625 適格請求書等の記載事項|国税庁 ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。