源泉徴収票が2枚あるときの確定申告|合算と重複の確認
源泉徴収票が複数ある場合は、それぞれ別の給与なのか、前職分を含めて年末調整されたものなのかを確認します。手元の支払金額を無条件に足すと、同じ給与を二重計上することがあります。
この教材の論点:確定申告の資料と提出・納付
転職前後の会社から源泉徴収票が届き、支払金額を二枚とも足すべきか迷った。現職の票に前職分が含まれるかを摘要欄や勤務先の説明で調べ、給与の二重計上を避けます。
転職と同時勤務を分ける
源泉徴収票が複数ある場合は、それぞれ別の給与なのか、前職分を含めて年末調整されたものなのかを確認します。手元の支払金額を無条件に足すと、同じ給与を二重計上することがあります。対象年と勤務先、摘要欄を照合します。
転職先で前職分を含めて年末調整している場合と、二つの勤務先から並行して給与を受けている場合では状況が異なります。各書類が何を含むかを勤務先の案内と合わせて確認します。
給与所得控除は給与全体で考える
複数の勤務先ごとに給与所得控除を重ねて使うのではなく、同一年分の対象給与を合計して給与所得を確認します。源泉徴収税額や社会保険料の欄も、重複に注意して整理します。
迷いやすい場面を整理する
各社分だけと確認できた場合、年間給与は2,600,000円。給与所得控除を会社ごとに2回差し引く例ではありません。
図は横にスクロールできます。
数値・人物・事業者は説明用の架空の例です。実際の様式や欄名は発行元・対象年によって異なります。
| 場面・項目 | 確認すること |
|---|---|
| 転職先が前職分を通算 | 摘要欄と内訳を確認 |
| 同時に複数で勤務 | 各給与と申告条件を確認 |
| 再発行された書類 | 旧書類との重複を除く |
前職と転職先の書類がある例
転職先の源泉徴収票に前職の給与が含まれているなら、前職の支払金額をもう一度足さないようにします。不明な場合は、摘要欄の記載と通算の有無を勤務先へ確認します。
手続きを進める前に
- 年分と勤務先を確認する
- 摘要欄の前職分を見る
- 再発行分を重ねて入力しない
同時勤務の給与は別々に残ることがある
A社の給与200万円とB社の給与60万円があり、どちらの票にも他方の給与が含まれていない例では、同一年分の給与260万円を確認します。給与所得控除をA・Bそれぞれで二回適用するものではありません。転職先が前職を通算した例と区別しましょう。
一方の票が再発行・訂正されたものなら、同じ勤務先の旧票を足さないようにします。自動入力した給与の照合、給与が複数ある人の申告条件も確認してください。
根拠とした公式資料
- No.2662 年末調整のしかた ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
- No.1410 給与所得控除 ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
- No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人 ↗国税庁 · 確認日 2026-10-27
税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。