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控除図鑑

所得控除の一覧|支出・家族・本人の条件から探す

控除を探す三つの入口と、所得控除・経費・税額控除の違いを具体的な記録から整理します。

この教材の論点:その他の所得控除

この記事で分かること
  1. 支出から探す控除
  2. 家族や本人の状況から探す控除
  3. 差し引く段階を間違えない
  4. 記録を一度だけ反映する
  5. 支出を三つの段階に分ける練習
  6. 所得控除の種類をまとめて確認する

年末調整や確定申告の準備で、保険料、医療費、家族の情報を集め始めた。支払ったものをすべて差し引くのではなく、本人や家族の条件に合う所得控除を探します。

支出から探す控除

所得控除は、各種所得を計算した後に、支出や家族構成などの個人の事情を反映する制度です。所得税の負担を調整するもので、支払った費用を何でも差し引ける制度ではありません。自分に関係する条件から探すと、長い一覧を丸暗記するより漏れを防げます。

社会保険料、対象となる共済等の掛金、生命保険料、地震保険料、医療費、一定の寄附などは、関連する控除を確認する入口になります。同じ支出でも、支払った人、対象となる契約、支払年、補填された金額などの条件が異なります。通帳の支払先だけで判断せず、控除証明書や契約の内容と結び付けましょう。

家族や本人の状況から探す控除

配偶者控除等、扶養控除、特定親族特別控除などは、家族の続柄、生計、年齢、所得といった条件を確認します。障害者控除、ひとり親控除、勤労学生控除なども、それぞれ固有の要件があります。「扶養に入っている」「学生である」という日常語だけでは決まりません。本人の控除と、家族が本人について受ける控除を分けます。

差し引く段階を間違えない

例えば個人事業の通信費は、まず必要経費として所得の計算に関係します。一方、本人の国民年金保険料は、基本的に社会保険料控除の論点です。また住宅ローン控除は、所得から引く控除ではなく税額控除です。これらを同じ合計欄へ足すと計算がずれるため、「経費」「所得控除」「税額控除」の三列に支出を振り分けてみましょう。

記録を一度だけ反映する

年末調整で反映された保険料や掛金を、確定申告で別の追加分として重ねないようにします。申告では年末調整済みの内容と追加する内容を照合します。対象年の資料を使い、前年の家族所得や現在の控除額を別の年へ流用しないことも大切です。控除額が増えれば同額の現金が戻るわけではなく、税率や税の前払いの状況を含めて結果が決まります。

支出を三つの段階に分ける練習

説明に対応する比較表
架空の支出最初に確認する制度計算の段階
個人事業の業務用通信費必要経費事業所得を求める
本人が納めた国民年金保険料社会保険料控除課税所得を求める
条件を満たす住宅ローン住宅ローン控除算出した税額から控除

どの段階の制度かを先に決めれば、同じ支出を何度も引く間違いを防げます。実際の適用には、それぞれの支出や契約についての要件確認が必要です。

所得控除の種類をまとめて確認する

説明に対応する比較表
調べる入口所得控除の種類
支出・損失雑損、医療費、社会保険料、小規模企業共済等掛金、生命保険料、地震保険料、寄附金
本人の状況障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生
家族の状況配偶者、配偶者特別、扶養、特定親族特別
本人の所得基礎

障害者控除は本人だけでなく一定の家族についても確認します。この表は探すための整理で、各区分の要件を省略して適用を決める一覧ではありません。

理解を確かめる

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根拠とした公式資料

税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。

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