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消費税・インボイス

返品・値引きがあった年の消費税|元の売上と返還を対応させる

課税売上げの後に返品・値引き・割戻し等を行った場合は、売上げに係る対価の返還等として、対応する消費税額の調整を確認します。元の売上を消すだけで済ませず、何の取引についていつ返還したかを記録しましょう。

この教材の論点:消費税の計算の仕組み

この記事で分かること
  1. 現金の返金だけではない
  2. 元の売上と返還の課税期間
  3. 帳簿へ残す内容
  4. 二重に売上を減らさない

商品を売った後で返品を受け、返金を売上帳へどう反映するか調べている。元の売上と返還した日・金額を対応させ、消費税額の調整に必要な記録を残します。

現金の返金だけではない

対価の返還等には、現金を返すだけでなく、未回収の売掛金を減額する場合等も含まれます。金銭の支払いが動かなかったから調整不要と考えないようにします。返品、価格の値引き、取引数量等に応じた割戻しなど、元の課税取引に対応する内容を確認します。

新しい商品の購入代金を払ったのか、以前の売上の一部を返したのかは、同じ出金でも意味が異なります。相手先と金額だけでなく、元の請求番号や取引日を対応させます。

元の売上と返還の課税期間

一般的な調整は、元の売上を行った課税期間ではなく、対価の返還等を行った課税期間で確認します。12月に商品を売り、翌年1月に返品を受けて返還した例では、売上の記録と翌年の返還の記録を分けます。返品があったというだけで、前年に実際に行った売上を最初からなかったことに書き換えないようにしましょう。

元の課税期間が免税事業者であった場合や、返還時に事業を廃止・免税となった場合等には、調整できない取引の条件もあります。通常の返品例を、自分の課税・免税が変わった年へそのまま当てはめないことが重要です。

帳簿へ残す内容

説明に対応する比較表
項目確認する理由
元の取引と相手どの課税売上げの返還か
返還等の日と金額調整する課税期間と額
税率等元の取引の税額に対応させる
返還書類等相手との精算と記録の保存

対応する税額を確認するための帳簿を保存します。適格返還請求書の交付等には所定の取扱いや例外もあるため、帳簿の記録と書類の要否を別に確認します。請求書が誤っていた場合の訂正と、取引後の返品・値引きは、同じ手続きになるとは限りません。

二重に売上を減らさない

売上から返還額を差し引く経理と、返還に係る税額を調整する処理を重ねて、同じ返還を二回控除しないようにします。採用している経理方法で一貫した計算を行い、会計ソフトの返品区分や税率を確認します。

売上取消しと返金で帳簿の対応を確かめ、書類の誤記の場合はインボイスの訂正を参照してください。返金の名目だけで判断せず、元の課税売上げとの関係を記録することが基本です。

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根拠とした公式資料

税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。

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