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税務用語図鑑

年分と年度の違い|所得税と住民税の資料を対応させる

所得が生じた年、申告する年、住民税の通知年度を分けて整理します。

この教材の論点:所得の年分と精算時期

この記事で分かること
  1. 所得税の年分は何を表すか
  2. 住民税の年度は前年所得と対応させる
  3. 同じ給与明細でも対象年が違う
  4. 退職後の資金計画に使う例
  5. 三つの日付を並べて管理する

源泉徴収票は2025年分なのに、照合したい住民税通知書には2026年度とある。所得税の対象期間と住民税の課税年度を対応させると、違う年の所得を比べる間違いを防げます。

通知年度と源泉徴収票の年分を比べる例

通知の①「2026年度」に対応する給与は原則2025年分です。年分の照合だけを抜粋しています。

図は横にスクロールできます。

通知年度と源泉徴収票の年分を比べる例個人住民税・森林環境税 特別徴収通知書。①年度と対象の所得年:課税年度 2026年度、所得の対象期間 2025年1月〜12月。②所得:給与収入 4,000,000円、給与所得 2,760,000円、その他の所得 0円。③所得控除:社会保険料控除 600,000円、基礎控除 430,000円、所得控除の合計 1,030,000円、課税総所得金額 1,730,000円。④所得割と税額控除:市民税・控除前(8%) 138,400円、県民税・控除前(2%) 34,600円、調整控除(市/県) 2,000円/500円、所得割の合計・控除後 170,500円。⑤均等割等と年税額:均等割(市/県) 3,000円/1,000円、森林環境税 1,000円、年税額の合計 175,500円。⑥月ごとの徴収額:2026年6月 14,900円、2026年7月 14,600円、2026年8月 14,600円、2026年9月 14,600円、2026年10月 14,600円、2026年11月 14,600円、2026年12月 14,600円、2027年1月 14,600円、2027年2月 14,600円、2027年3月 14,600円、2027年4月 14,600円、2027年5月 14,600円。2025年分 給与所得の源泉徴収票。①照合する年分:源泉徴収票の年分 2025年分、照合する住民税 2026年度、前年の給与収入 4,000,000円個人住民税・森林環境税 特別徴収通知書説明用の独自様式 / 税見 太郎(架空)①年度と対象の所得年課税年度2026年度所得の対象期間2025年1月〜12月②所得給与収入4,000,000円給与所得2,760,000円その他の所得0円③所得控除社会保険料控除600,000円基礎控除430,000円所得控除の合計1,030,000円課税総所得金額1,730,000円④所得割と税額控除市民税・控除前(8%)138,400円県民税・控除前(2%)34,600円調整控除(市/県)2,000円/500円所得割の合計・控除後170,500円⑤均等割等と年税額均等割(市/県)3,000円/1,000円森林環境税1,000円年税額の合計175,500円⑥月ごとの徴収額2026年6月14,900円2026年7月14,600円2026年8月14,600円2026年9月14,600円2026年10月14,600円2026年11月14,600円2026年12月14,600円2027年1月14,600円2027年2月14,600円2027年3月14,600円2027年4月14,600円2027年5月14,600円2025年分 給与所得の源泉徴収票比較する年分の例 / 税見 太郎(架空)①照合する年分源泉徴収票の年分2025年分照合する住民税2026年度前年の給与収入4,000,000円

数値は説明用の架空の例です。様式は自治体によって異なります。

所得税の年分は何を表すか

所得税の「年分」と住民税の通知書にある「年度」は、同じ数字なら同じ期間の所得を示すとは限りません。さらに申告書を提出した年や実際に支払った年も別です。税の種類ごとに対象期間を対応させると、資料を混ぜる間違いを防げます。

個人の所得税は原則として1月1日から12月31日までの一年を区切りに、その年分の所得等を計算します。通常の翌年申告では、提出した年より前の年分の申告を行います。2027年に提出するから、必ず2027年分の資料を使うという意味ではありません。

給与の源泉徴収票や保険料の証明書等も年分を確認します。似た金額の資料でも、別の年のものを混ぜると所得や控除の計算が変わってしまいます。

住民税の年度は前年所得と対応させる

個人住民税は、原則として前年の所得を基に、その年度の税額を計算します。2026年度の住民税の所得割を確認するなら、原則として2025年中の所得の資料を対応させます。給与から徴収される月が2026年であっても、その月の給与だけで計算した税額ではありません。

同じ給与明細でも対象年が違う

毎月の明細に所得税と住民税が並んでいても、同じ年の所得へ同じ計算をしているとは限りません。所得税の源泉徴収と、住民税の通知された月割額を分けて見ます。前年に賞与が増えた後で住民税の負担が変わることも、対象年を確認すると理解しやすくなります。

退職後の資金計画に使う例

退職した時点で、その年度の住民税の未徴収額が残っている場合があります。それに加え、退職した年の給与等を基に翌年度の住民税が生じることもあります。現在の残額を払い終えたことと、翌年度の税額がなくなることは同じではありません。

三つの日付を並べて管理する

所得が生じた年分、申告や通知の時期、実際の納付日を別々に控えます。引越しをした場合は住民税の基準となる1月1日の住所も確認します。過去の申告を直す場合も、提出時点の制度を機械的に使わず、対象年分に適用される計算と手続きに戻って確認しましょう。

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根拠とした公式資料

税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。

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