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控除・年末調整・確定申告

決算書・収支内訳書と確定申告書|事業の利益をどこへ転記する?

青色申告決算書や収支内訳書は、事業の収入・経費等から所得を求める資料です。確定申告書では、その所得と他の所得を合わせ、所得控除や税額控除等を確認して年間の税金を計算します。事業の決算だけと、本人全体の税額計算を分けて考えましょう。

この教材の論点:所得税の年間計算

この記事で分かること
  1. 帳簿から決算資料、申告書へ進む
  2. 経費と控除を重ねない例
  3. 青色と白色で違う資料
  4. 決算書だけ提出して終わらない

副業の決算書ができたものの、確定申告書へ何を移せばよいか分からない。売上・経費から求めた事業の所得と、本人全体の控除・税額計算の関係を、書類の欄に沿ってたどります。

帳簿から決算資料、申告書へ進む

日々の売上・仕入れ・経費を記録した帳簿を集計し、年末の在庫、売掛金、未払金、減価償却等を確認します。その結果を、申告方法に応じた決算書等へまとめます。銀行の入出金差額が、そのまま決算書の所得になるとは限りません。

決算書等で求めた事業の所得を申告書へ反映した後、給与・年金等のほかの所得があれば、それぞれの計算と合わせます。社会保険料や医療費等の所得控除は、原則として事業経費の集計とは別の段階です。

経費と控除を重ねない例

事業用口座から国民年金を支払った例では、出金したからといって事業の必要経費へ入れるものではありません。社会保険料控除として確認する支払いを決算書の経費にも含めると、同じ金額を二つの段階で差し引く誤りになります。

一方、売上から源泉徴収された税は、事業の経費ではなく、年間税額と精算する前払いの税として確認します。総額の報酬、入金、徴収額を分けて記録し、申告書の税額計算へつなげます。

青色と白色で違う資料

収支内訳書から申告書へ転記する例

売上1,000,000円−経費300,000円=事業所得700,000円。所得控除はこの事業経費へ混ぜません。青色申告の特別控除は扱わない例です。

図は横にスクロールできます。

収支内訳書から申告書へ転記する例収支内訳書(白色申告の例)。①売上・経費:売上 1,000,000円、必要経費 300,000円。②事業所得:差引金額 700,000円。③確定申告書 第一表へ:事業・営業等の所得 700,000円収支内訳書(白色申告の例)2026年分 / 税見商店(架空)①売上・経費売上1,000,000円必要経費300,000円②事業所得差引金額700,000円③確定申告書 第一表へ事業・営業等の所得700,000円

数値・人物・事業者は説明用の架空の例です。実際の様式や欄名は発行元・対象年によって異なります。

説明に対応する比較表
段階主に確認する内容
帳簿取引日・相手・内容・金額
青色申告決算書等損益、貸借対照表等、特別控除の条件
収支内訳書等収入・売上原価・経費の内訳
確定申告書各所得、所得控除、税額の精算

どの決算資料を使うかは、青色申告の承認や所得の種類等によって確認します。会計ソフトで青い色の画面を使ったから青色申告になるわけではありません。青色申告特別控除を使う場合には、記帳と書類、提出期限等の条件が別にあります。

決算書だけ提出して終わらない

決算書の作成や送信が終わっても、本人の確定申告書が提出済みとは限りません。電子申告では、必要な決算書等と申告書が受付されているかを確認します。決算内容を直したときには、申告書の所得・控除・税額まで影響が及ぶかも確かめます。

副業の年末締めで帳簿を照合し、青色と白色の違いで申告方法を確認してから、資料を一つずつつなげていきましょう。

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根拠とした公式資料

税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。

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