LavaTax税を体系的に学ぶLavaTax
消費税・インボイス

必要経費と仕入税額控除の違い|一つの支払いを二つの税で確認する

所得税の必要経費と、消費税の仕入税額控除は、目的も要件も異なります。必要経費は事業所得等を求める際の費用、仕入税額控除は消費税の納付税額を計算する際の控除です。業務の支払いだから両方へ同じように入るとは限りません。

この教材の論点:仕入税額控除と保存要件

この記事で分かること
  1. 比較する場面を具体的に考える
  2. 判断を誤りやすい点
  3. 帳簿で確認する順番
  4. 一つの支払いで異なる問い
  5. 確認すること

仕事のために払った保険料を、消費税の仕入税額控除にも入れてよいか迷った。所得税で利益を求める経費と、消費税額から差し引く控除について、それぞれの取引区分と要件を調べます。

比較する場面を具体的に考える

業務に必要な保険料を払った例では、所得税の経費として検討できる場合でも、保険料の消費税区分は別に確認します。また設備購入の代金は、所得税では減価償却によって数年に配分することがある一方、消費税の仕入税額控除は採用する計算方法等に従って確認します。二つの税で、費用を計算する時点が必ず一致するわけではありません。

判断を誤りやすい点

インボイスがないから所得税の経費にもできない、という説明は適切ではありません。業務との関係や記録に基づく経費判定と、消費税の帳簿・請求書等の保存要件を分けます。反対に、インボイスがあっても私用の支出が業務費になるわけではありません。

帳簿で確認する順番

支出の内容を確認し、業務用と私用を区分した後、所得税の費用・資産の処理を決めます。消費税については課税対象、採用する計算方法、相手の登録、帳簿と請求書の保存を確認します。同じ証憑を使うことはあっても、判断した理由を二つの税目で区別して記録すると、年度末の確認もしやすくなります。

一つの支払いで異なる問い

説明に対応する比較表
比較する項目確認する内容
必要経費所得を得るための業務費用か、いつ費用にするか
仕入税額控除消費税の計算で控除対象となるか
証憑保存各制度に必要な情報と保存方法を満たすか

損益計算の金額と消費税の申告計算を別の表で確認すると、設備や非課税支出の違いを見落としにくくなります。

確認すること

理解を確かめる

読んだ記事と問題の結果を、このブラウザーに保存できます。

根拠とした公式資料

税金の制度を調べる際の参考資料や学習用としてご利用ください。適用条件や手続きは、対象年の公式資料・所管の窓口で確認してください。

あわせて読む

学習の続き・進捗 →